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私を許すノート、はじまりの日

ずっと、自分が悪いんだと思っていた。
家族の空気が悪くなっても、怒鳴られても、冷たくされても、
「私が至らないからだ」と飲み込んできた。
そう思うことが、苦しさから逃げる唯一の方法だったのかもしれない。

でも最近、やっと気づきはじめた。
私は、傷ついていた。
それをずっと、知らなかった。
気づいてしまった今、もう元には戻れない。
でも、この気づきが私を助けてくれるような気もしている。

このノートは、誰かに見せるためのものじゃない。
自分が、自分を取り戻すための場所。
ぐちゃぐちゃな気持ちも、弱音も、
ここにだけは正直に置いていこうと思う。

自分を責めてきた時間を、少しずつ、ほどいていく。
回復はきっと、静かで、長い旅になる。
それでも、もう一度信じてみたい。
私は、許されてもいい。

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