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「ずっといい人でいることを自分に許そう」と思えるようになった話

ずっと、「いい人でいつづける」でいることに怖さを感じていた。
最初はにこやかに接していても、関係が深まってくると、不安がこみ上げてくる。

本当の自分は完璧じゃない。
むしろ、ダメなところばかり。
だからなのか、自分が「いい人ではない」ことをわざわざ証明したくなる。

わざと乱暴な言葉遣いをしたり、年齢にそぐわない若者言葉を選んだり、
他のママの前で子どもに強めの口調で話したり、
自虐ネタを口にして「いい人じゃない私」を見せてしまう。

「こんな自分だから、期待しないで」と必死になって伝えていた。
相手に嫌われることで、先に傷つく準備をしているのかもしれない。

でもカウンセリングを受けるようになって、「ずっといい人でいることを自分に許そう」と思えるようになってきた。
「目の前の相手を大切に思う気持ちを素直に出し続けてもいいんだよ」、と自分に言えるようになった。


健全な心を持つ人にはわかってもらえないであろう、この不可解な自分縛り。
こんな気持ちで日々を過ごしていたら、生きづらいのは当たり前だ。

でも、でも、私はそう思うことで、一生懸命、必死に、私自身を守ろうとしていたのだと思う。
頑張ってきた私の中の小さな私を、抱きしめてあげたい。

今までみたいに急に態度を変えたり、冷たくしたりしなくても、
「そのままの私」で人とつながれる日が来るかもしれない。

そんなふうに思えるようになってきた。

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